子育て中の親にとって、住み心地の良さは子育てのしやすさにつながります。子どもの健康にも配慮した家づくりをしたいことでしょう。ZEH住宅は、まさに子育てしやすく住み心地の良い家です。ここでは、ZEH住宅のメリット・デメリットに加え、補助金制度について紹介します。
ZEHはNet Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略。生活で消費するエネルギーを自給自足する考えが基本です。ポイントは、エネルギーを創るのと同時に、省エネにも力を入れること。努力してエネルギー消費を節約するのではなく、省エネ設備を導入して消費エネルギーを抑えます。
省エネのポイントは、3つです。ひとつは、「HEMS(Home Energy Management System)」という電力量や稼働状況、発電量などを確認できるシステム。LED照明や給湯システム、省電力稼働の冷暖房や換気システムで無駄な電力を抑えることも大切です。また、断熱性能も重要ポイント。冷暖房の効率が高まります。
このように、省エネと創エネを取り入れて、結果的にエネルギー収支をゼロにすることを目標とした家がZEH住宅です。
省エネシステムを導入し、断熱性能を高めただけでも、無駄な電力を使わずに光熱費削減効果があります。さらに、ZEH住宅では、太陽光発電による自家発電を実施しているのが特徴。電力会社から電力をなるべく買わない生活が叶います。発電した電力が余れば、電力会社に売電し、収益が得られるかもしれません。
断熱性能が高いのがZEHの基本です。外の温度の影響が最小限で済むため、夏は涼しく、冬は暖かい環境で暮らせます。暖房が入っている部屋と暖房が効いていない場所との温度差も大きくありません。急激な温度変化によって引き起こされるヒートショックのリスクを減らせます。
創出した電力を蓄える仕組みがある蓄電システムを併用すれば、停電や災害で電力供給がストップしたときでも、いつもと変わらない生活がしばらく維持できます。非常時の備えとして安心です。電気自動車の充電もできます。
ZEH住宅は、将来売却するときも、高く売却できる可能性があります。住宅の省エネ評価の指標に「BELS」という認証制度がありますが、ZEHは「BELS」で高い評価を受けるため、資産価値も高く見積もられるのが特徴です。
太陽光発電の発電量は、天候に左右されます。曇りや雨の日は日照時間が短く、発電量が減少するかもしれません。年中を通して安定した電力を創出できるわけではないという点は、デメリットと言えそうです。電力会社から供給される電力を使うこともあると考えておきましょう。
太陽光発電システムや省エネ機器は、導入するときに設備投資費用がかかります。また、長く安定して使用するために、定期的なメンテナンスは欠かせません。導入費用と維持費用がかかります。光熱費の削減効果、売却時の資産価値を考慮すると、コストは回収できるでしょう。
ZEHの補助金は、「ZEH」「ZEH+」「次世代ZEH」と区分が分かれていて、もらえる金額が異なります。
ZEHは、20%以上の一次エネルギー消費量削減が要件です。外皮性能や省エネルギーと再生エネルギーの導入などが必要。年間の一次エネルギー消費量の収支ゼロを目指す住宅です。
ZEH+は、ZEHよりさらに高性能な住宅のこと。省エネ基準比25%以上の一次エネルギー削減が必要です。需給一体型の住宅を指します。
次世代ZEHは、さらに性能を向上させ、再生エネルギーなど自家消費の拡大を目指す住宅です。
ZEH補助金は、ZEHビルダーやZEHプランナーに登録している業者で家を建てなければいけません。事前に登録を確認しておきましょう。また、補助金申請後は設計の変更ができない点に注意してください。
ZEH住宅は、断熱性能が高く、ヒートショックが軽減できる体に優しい家です。また、太陽光発電システムや省エネ設備の導入で、消費電力の収支ゼロを目指すため、光熱費も節約できます。健康面での安心感と節約効果も得られる子育てしやすい家と言えるでしょう。
ZEHには、補助金があります。補助金制度を利用するためには、公募スケジュールに合わせて計画を進める必要があり、登録業者に依頼しなければいけません。条件をあらかじめ確認しておいてくださいね。
株式会社幸住は、キッズデザイン賞を計14年受賞しているアイフルホームのFC加盟店。
アイフルホームの信頼性と女性建築士による提案を強みとし、仕事と育児の両立を経験した女性目線での家づくりを手がけています。
Web事業を幅広く展開している「全研本社株式会社」で働くママにより結成された編集チーム。今回は元気いっぱい2児のママ編集者:ヤヨイが、幸住の「子育てしやすい家」を徹底調査しました。
アイフルホームのFCとして展開する株式会社幸住。FCの信頼性と女性スタッフ視点を基に、ムダを省いた間取りを提案しています。
子育てに家事に仕事に、忙しい毎日に楽しみと不安を感じるママさんにとって、頼りになる相談相手となります。
これからの生活を彩るお家を建てるために、ぜひ幸住に相談してみてください。
(株)幸住:別宮さん
まず第一に、住宅の性能が高く光熱費の軽減が可能です。太陽光発電など、今の時代気になるECOな生活も実現できます。
国からの補助金対象でもあるので、そこもポイントですね(国の予算によっては補助を受けられない場合があります)。
空気の循環にも優れていますので、より良い室内環境で暮らしていただくことが出来ます。
デメリットは申請に時間がかかること、またその申請に費用がかかることです。
他にもZEH住宅の条件を満たすため太陽光発電システムや換気システム、断熱材などの設置が必要となり、 その分一般的な住宅に比べ工事費がかかります。